8月15日は終戦記念日であった。
「記念日」というのが違和感があるが、毎年一番暑い時期にこの日がくる。
私はその日のことは知らないが、62年前もきっと暑い日だったのだろう。この暑さの中で敗戦を知った人々はどんな思いでいたのだろうか・・
義父が書いた戦争体験の自費出版本を読んでから、それまで意識していなかった戦争に思いを馳せるようになった。
そんな中、ラジオで流れていた歌
それは夢のようにまるで嘘のように今、この時も世界のどこかで争いが起こっている。
残酷な朝はすべてを奪い去った
やがて空の底につめたく沈むように
息絶えた月は静かに消えていった
一滴のメロディーをオルゴールは繰り返す
掌に零れゆく調べ
暖めてほしいと誰に言えばいい?
凍えた体を抱きしめてほしいと
どんなに願っても祈っても叶わない
この愛はもう
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(元ちとせ「青のレクイエム」)
誰かが血を流している。そのそばで母が涙を流している。
人は、本当に進歩しているのだろうか?
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